東京研究会 研究総会は決定次第お知らせいたします。

2023年度 第3回 研究会 終りました

お知らせ
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2024年2月17日 日本映像民俗学の会東京研究会は、多数の皆様の参加をいただきました。会での議論を、引き続き深めて行きたいと願っております。

日本映像民俗学の会では、2000年代当初から、映像民族誌映画を観て「映像表現の多様性」を議論するワークショップを行ってきました。今回からは『シリーズ:映像と女性』と題して「女性に関わる映像シークエンスを読み解く」ことに目を向けます。
映像作品に潜む民族事象の記録(映像シークエンス)を文化人類学、民俗学などの人文諸科学の理論や視点を加味して議論を深めることを狙いとしています。

【日時】 2024年2月17日(土)13:30~17:30(13:00開場)

・13:40~14:00
  1 映像人類学研究とシークエンスフィルムの利用について 亘 純吉
    ジョン・マーシャルの民族映像とシークエンスの利用
   【参考映像】Johon Marshall Debe’s Tantrum (1961) 5分
     参考資料➡PDF

・14:00~15:30
  2 映像に記録された家族像・女性像を読み解く
    -北村皆雄の映像シークエンスから-        北村皆雄

   ➡昭和20年代まで行われていた女性が選ぶ婚姻
    【参考映像】「日本のおんなたち17才わたしの成女式―長崎県・対馬―」(1976)26分
    【参考資料➡PDF】

   ➡一妻多夫婚―兄弟が一人の嫁を娶る(ネパール・チベット系民族)
    【参考映像】「これがグレートヒマラヤだ」」(1990) 20分
    【参考資料➡PDF】

   ➡母系制家族―通い婚母系制社会の仕組み(中国四川省・モンゴル族)
    【参考映像】「女性は太陽だ!」(1992)15分
    【参考資料➡PDF】

・15:30~15:40     ≪休憩≫
 
・15:40~16:20
  3.アフリカ牧畜民マサイ族の「豊かさ」とは      結城史隆(白鷗大学名誉教授)

   ➡「マサイで富める者とは?」で始まるシークエンス映像を読み解く
    【参考映像】Llewlyn Davies Diary of a Maasai villlage-Part-1-The Prophet’s Family (1984)12分
    【参考資料➡PDF】

・16:20~16:30     ≪休憩≫

・16:30~17:00
  4女の仕事と男の仕事                 亘 純吉
   母系社会であるアシャンテ族(・アフリカ・ガーナ)において、市場で重要な役割を果たす女性たちの映像
    民族誌から 性と役割について考える
    【参考映像】Claudia Milne Asante Market Women (1982)  14分
    参考資料➡PDF

・17:00~17:30
    質 疑 応 答
・17:30    閉  会

※18:00~  懇親会(参加自由)

【資料代】 会員:無料、非会員:500円

【会場案内】
四谷スポーツスクエア 会議室R(47席)   

〒160-0004 東京都新宿区四谷1-6-4
アクセス:JR「四ツ谷」駅    徒歩約2分